ホール企業の採用意欲8月は高め9月は例年並みになると予測

風適法施行規則改正によって来年2月1日以降、遊技機市場環境の激変が予想されるなか、多くのホール企業は来期の経営計画の見通しが立たたなくなっている。改正規則案の厳しさはインターネットやSNSで拡散するかたちで、7月11日のパブリックコメント募集前に業界内に広く知れ渡る状況となっており、条文案からうかがい知れるパチンコ、パチスロのポテンシャルの低下ぶりに業界内では悲観論が蔓延していた。9月19日には、現行機種の設置期限にも大きく関わってくる認定の取り扱いについて警察庁が指針を示したが、ホールの先行き不安感を解消するまでには至っていない。
 
そうした背景の中、8月のホール企業の採用意欲が例年より高い数値になっていることが明らかになった。
 

ホール企業の採用意欲8月は高め9月は例年並みになると予測画像

これはパチンコ業界に特化した人材採用支援を行うパック・エックスが、ホール企業の採用意欲について毎月まとめている「パチンコホール企業の転職市場状況」によるもので、8月の採用意欲は7月を上回り、例年よりも高い水準で推移している。
 
この結果についてパック・エックスの小清水裕取締役は「繁忙期である8月の企業採用意欲は、例年7月を下回るのだが、今年の推移は良い意味で予想を裏切る結果。グランドオープンや大型リニューアル案件が前年比で半分以下の少ない状況ではあったが、求職者の動きは例年以上に活発化しており、戦力補強の意味合いで採用活動を継続した企業もあった」と話している。ホール経営の先行きに不安感が広がるなか、即戦力となる優秀な人材の囲い込みに乗り出した企業も多かったとも見て取れる。
 
一方で、8月を過ぎると求職者の動きは鈍化している傾向も伺えることから、小清水氏は「採用熱も一区切り付きやすい状況で、9月は例年並みに落ち着きそうだ」としている。
 
「パチンコホール企業の転職市場状況」はパック・エックスが独自に算出している指標。数値が平均値1よりも高いとパチンコホール企業の求人が多いということになり「採用熱が高い」ことを、平均値1よりも低いと求人が少ないということになり「採用熱が低い」ことを示す。
 

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